私は生粋の人間嫌いであるから、当然子供も大っ嫌いである。
あいさつ程度ならいいが、それ以上に関わりたくない。
こんな私が何故21歳の頃、スイミングスクールのコーチのバイトをやったのか?
ただ、時間給が1200円と高かったからである。今から40年以上前の話である。
なんせ、その前に新聞配達と集金、拡張、チンピラ崩れに脅されるっていうバイトをしてたんでね。ほぼ給料なんかなかったから。実質時給数十円でっせ。
で、なんと私は自身に対する勘違いに感謝している。
私はコーチのバイト時代、子供に好かれるいいあんちゃんだと大いなる勘違いをしていた。
そのうち、どーも子供に好かれないタイプであると気づいたが、なんとそりゃ「努力不足である」と本気で考えていたのである。この勘違いが後々まで続く。なんと還暦前まで。
女にモテないのも、営業ができないのも、勉強ができないのも、運動、接客、介護業界等々、何にもモノにならないのは全てが努力が足りないと。
ソートーなバカである。我ながら感心する。
で、くだんのスイミングコーチであるが、私を辞めさせるために社は面白いことを考えた。決して姑息な手段に出たわけではないよ。多分ね。ww
なんと研修である。たしか当時2万円以上支払ったと思う。
これが、間違いである。素直に辞めりゃいいのになんと私はその金を払い、全く意味のない研修を受けたのである。その後、すぐに辞めた。
残ったのは「初級アシスタントコーチ」なる何の意味のない賞状である。
初級アシスタントコーチだぜ。完全にバカにしてるだろ。
ここまで、人を見下した肩書があるのだろうか?
私ごときの頭ではとてもじゃないが思いつかないよ。
本当に、よかった。よかった。