風呂屋
私は45歳まで風呂屋通いをしていた。
当時は3畳一間で築60年以上。死ぬほど汚く、2カ月経った頃、半身に湿疹が覆った。
理由は不明。
コンセントは一つ口でゆるゆる。テープ固定が必須。ホットカーペット以外使用したことがない。
共同トイレの隣部屋で馬が尿する枕元である。
階段は破壊されており、廊下はスリッパなしでは絶対に歩けない。外より汚い。
で、風呂屋である。前々から風呂は好きだが風呂屋は大っ嫌いなもんで、なんとか風呂のみ目的としてスポーツクラブを契約した。
まーそのクラブでも若い20代の従業員に怒鳴られながらもしばらくは通った。
なんせ、私は境界知能なもんで、ほぼ社会生活がずっこけている。
そーとーどんくさい爺なんだろう。
そー言えば、後の職場では30歳近く若い女性先輩に毎日そーとーな嫌がらせを受け続けた。
それでも8か月も務めたんだぜ。すごいだろ。齢47。ほば素寒貧だったからね。
我慢ぐらいできたんだぜ。今は無理だけど。
最後に風呂屋ね。浮浪者だかホームレスと思われて追い出されそうになったり、子供のうんこまみれの湯舟につかったり。って目が悪すぎてうんこがみえないのよ。
そんで、財布盗まれたりね。昔、木札みたいなロッカーのカギあったじゃない。
あれを盗んでいって、隙見て開けて盗むらしい。そんな話を客の爺連中がしていたが、まさか私がやられるとはね。
3万円だぜ。財布から札だけ抜いていきやがった。出てから買い物しようとおもったら金ないんだぜ。
うーん、いい思い出がないね。風呂屋には。
と言いつつ随分とお世話になりました。ありがとうございます。
よかった。よかった。