老人のマシーントレーニング
大昔、老人デイサービス事業所では厚労省も推し進めていた機能訓練にマシーントレーニングなるものがあった。
パワーリハビリテーション。略してパワリハ。
とんでもなく高い舶来もののマシーンを6台推奨し、関係者は随分儲けたと聞く。
一体どれだけの効果があるのか?、厚労省は調査結果を見て即座にそして静かに推奨を取り消した。
あまりにひどい結果に驚いたそうだ。
いわゆる副作用が基準値の10倍もあったそうだ。
要はいろいろ理屈をつけて、ケガを予防するため滅茶苦茶負荷を軽くしたにもかかわらず、トレーニングの結果として体調不良としたものが30パーセントを超えたのだ。
アンケート調査である。
勿論、デイサービスに通いたくないから何でもいいからイチャモンをつけるジジババがかなりの数いるとして、それらを差し引いたとしても多すぎる。
3パーセント未満でなければならないそうだ。
薬と同じで、こんな結果では認可できないってこと。
そんなこんなで老人デイサービスからマシーンは消え、粗大ごみと化した。
よかった。よかった。
よって、