境界知能と仕事~その3・最終章。
高卒後には、既に、夢も希望も何もない人間に成り下がっていた。
ニート、バイト、くび、ニート、バイト、くびを繰り返していた。
私が選べる仕事は3種。
1.接客、セールス系。
2.工場系。
3.建築作業系。
で、一番自信があって、一番不向きな、接客、セールス系に進んでしまった。
これが、とんだ間違い、大間違いであった。
一体、何をどう考えれば、こんなとんでもないところに行きつくのか?
私は生まれ持っての人間嫌いである。
コミュ力ゼロである。
ただ、人並みに出来ないってことは、単に努力不足であるなんて馬鹿な事を信じ込んでいたのである。
まったく救われない。
今思えば、工場系を選べばよかった。
結果は知らぬが。
で、ガテン系がダメなのは知っていた。
私は荒くれもの系が大っ嫌いなのである。
何故なら、私自身がマジで瞬間湯沸かし器なんで、何やらかすかわからないのである。
多分、そんな業界に入っていたら間違いなく、早い段階で刑務所暮らしが待っていたことだろう。
本当によかった。
某経済評論家兼インフルエンサー女史曰く。
「思いのほか、営業職に向いていない人が多い。」と。
まぁ私のように決して足を踏み入れちゃいけない人が、沼にはまるケースが多いんでしょうね。
最も正常人なら、沼に沈む前に逃げ出すけどね。
その後はお約束のように、清掃、介護現場で社員、バイトと渡り歩いて、飽きると無職の繰り返し。
で59歳で完全隠居。
じゃあ、またね。