笑う妄想整体屋の隠居日記

全て妄想ですって。

元底辺労働者の老後

 表題のとおりである。

 

 私のような人間には不要な老後指南書やSNSが多すぎる。

 

 まぁ見なきゃいいだけの話である。

 

 しかしまぁ老後についての書籍は、近所の書店でも売り上げランキングの上位群の常連である。

 

 これらをアドバイスならぬクソバイスと称するらしい。

 

 以下、クソバイスのほんの一例である。

 

 ・医師の発信や著書。

 

 ・大学教授や名誉教授の発言

 

 ・評論家先生並びに作家先生のご発言。

 

 ・ネットでググった医療系や老後系。

 

 私もようやく、このような無益な連中との縁が切れ始めてきた。

 

 以前は「定年後系」や「老後の過ごし方系」の本をこりもせず買っていたのである。

 

 なんと金を出していたのである。無知にもほどがある。

 

 金返せとは言わないが、お粗末この上ない。馬鹿の極みである。

 

 時々スーパー老人と称して、90歳や100歳でシニアスポーツの世界大会でメダルを取るような御仁がマスコミに登場するが、一般人はその姿を拝見して笑ったり、あきれたりするのはいいが、決して自身が目指してはいけない分野である。

 

 狂気である。

 

 同様に医者や各界のお偉方並びに「定年後の第二の人生をこんなに充実してます系のお歴々」の発言も決して相手にしてはいけない。ただ笑っていればいいレベルである。

 

 私は医師でもなければ名誉教授でもない。超一流大学を出た評論家先生でもなければ、超一流企業出身の預貯金、退職金、年金たんまりの人生を送っているわけではないのである。

 

 せめて、元底辺労働者がどんな面白い老後を送っているかなら、ちょっとはしりたいとは思う。

 

 しかしそんな発信は出てこない。

 

 あるのは下級老人の悲劇ばかりである。当たり前だが結局、金である。

 

 それにつけても私は幸せである。

 

 学校に行かなくてもいいし、試験もない。その上もう仕事もないんだぜ。

 

 毎日が日曜日。夢のようだ。天国だ。

 

 よかった。よかった。