教科書。
いい歳して指圧学校に通っていたが、私が当時、裏の教科書であると確信していたのが、夏樹静子女史の「椅子が怖い」と長谷川淳史氏の「腰痛は怒りである」の2冊である。
因みに女史はその後、診療内科系の本を出していたが、よく言って”いまいち”であった。
長谷川氏は今現在はそれほど活動されていないご様子である。
これは私の感だが、指圧学校の同級生31人中、この2冊と言わず1冊でも読んでいた者は、私以外、多分一人もいない。
何故か、これが実態である。
年齢、経歴共に多様ではあるけれども、あまり勉強ができるってか偏差値の高かった級友は、多分、相当に少ない。そりゃ、変な趣味でもなければ本は読むまいて。
かくいう私も、境界知能である。
ただ、偏差値30もあれば、国家試験はどうにかなる。
最後に女史は出光の御曹司の嫁で、慶応出の才女、美女ときている。あまりに文才に富んでいたため、姑から隠れるように風呂場やキッチンで隠れて小説を書いていたそうだ。
傍目には、何の苦労もなさそうだが、さにあらやん。
あれほどの腰痛に苦しまれるとは。
しかし、私は運がよかった。最高についていた。
じゃ~ね。